広瀬すず、はじめての告白。【2/5】「なんで目の前に綾瀬はるかさんが…」
9月10日(土)の映画『四月は君の嘘』公開を記念して、広瀬すずの独占インタビューを配信!
——オーディションは、どうでしたか?
広瀬 もともと、なんのオーディションか聞かされていなくて。しかも、必要だったリボンを忘れたんですよ。「まずい、リボン忘れたから、メッチャ怒られる!」って思ってたんです。でも、すごく是枝監督が穏やかな方で、あまり緊張しないで話せたんです。
ーーそれが、一次面接で。
広瀬 次が最終オーディションで、学校の制服で行ったんです。そしたら、他の人たちみんな私服で。静岡の田舎の制服が恥ずかしくて……。山形の方言でセリフ言わなくちゃいけなかったんですけど、他のみんなは完璧だったんです。でも私は全然ダメで。
——でも合格してしまいました。
広瀬 最初「監督、間違えてます!」って思いました。でも、あとあと聞いたら、「ひとりだけ陰があるところがよかった。あと猫背なのも良かった」「心を開いてない感じも良かった」って。役に似ていたんです。役名も〝浅野すず〟(注※3)だったし。
——『海街diary』は、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、という4人姉妹の物語。キャスト豪華すぎます!
広瀬 最初の顔合わせのとき、「なんで目の前に綾瀬はるかさんが!』」て。……そのときは一般人感覚だったんで、心の中では呼び捨てだったんですけど(笑)。ビクビクブルブルって感じで。帰りたい帰りたい、話すことない話すことない。芸能人が本当に存在することを知った瞬間でした。『幻想的な世界の人たち』って思っていたから。
——たしかにすごいです。……主人公の第一試合としては。
広瀬 すごすぎですよ(笑)! 姉に、よくあんな暴言をはいてたなって思います。
——そのとき、お姉さんのことを思いだしました?